一劇    

正式名称 法政大学T部演劇研究会。
通称 一劇(イチゲキ)。
大学公認の演劇サークルとして、市ヶ谷キャンパスを拠点に活動している。
その歴史は古く、演劇活動の開始は戦前にまでさかのぼり、戦後に再建されてから現在に至るまで様々な公演を行なってきた。
(記録上では最も古い公演は昭和21年<1946年>。)

現在は所属メンバー約60名。
1年間に6回の公演を打ち、1公演あたり約5ステージ前後。
7月、10月、12月の企画公演と、4月の新入生歓迎公演、
11月の大学祭での企画公演、それと近年は、3月に大学後援での
薬物乱用防止啓発劇、一年を通じて定期的に公演をしている。
決まった脚本家・演出家は居らず、その企画の制作開始時期が来たときに、「公演を打ちたい」と志願した人間が企画を立て、部会にてプレゼンをし、採決を経て承認されればその人間を中心として企画がスタートする。
最近では、既成ではなく創作の脚本を扱う頻度も高く、一劇員たちが日頃の様々な思いをこめた作品が多い。また、企画への参加・不参加および参加する場合の形態については各個人の意志によって決まり、毎企画ごとに新しく再結成してスタートするので、毎回違った雰囲気の芝居が楽しめるというのは、観る人にも創る人にとっても、魅力的な点であるといえるだろう。
一劇員は、「一劇」という舞台だけでなく、自分の力で外部の公演にかかわるなかで、多くのことを学んでくる者もいるため、徐々に多様な要素を巻き込んで成長し続けている。
またOBOGも演劇等の分野で幅広く活躍しており、今後もその活躍が期待されている。

=追記=
2004年に学内の「旧学生会館」が取り壊され、それまで公演の拠点となっていた舞台が使用できなくなる。
しかし学内を飛び出し外の劇場で公演を打つようになり、根強く一劇のスタイルで芝居を打ち続けた。
2007年より学内に新施設「外濠校舎」が完成し、新天地にて一劇の新たな歴史が始まった。
そして、現在は外濠校舎の地下一階にある「多目的室1」または「多目的室2」で、舞台を作り上げることが主流となっている。

 
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